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わかちあいファンド石垣島第Ⅲ期ファンドの投資時には、わかちあいリゾートについても確認することをおすすめ

【2024-06-28】
評価
わかちあいファンドではこれまでリゾートファンドを多数組成していますが、フェーズが分かれ運用期間が長期化しているファンドも多いため、投資検討時にはリゾートファンド全体の現状確認をしたいところですね。
これまでに岡山日生と旧軽井沢、新軽井沢、石垣島、南禅寺の5プロジェクトがリゾート開発型ファンドとなっていましたので、これらの状況を確認しました。
また、運営企業の決算データの確認や他サービスとの比較もしていますので、投資検討の際の参考としてください。

岡山日生PJはどうなっている?

岡山日生については募集段階から以下の通り売却先が明記されており、出口が明確な点が魅力のファンドでした。
結果、予定していた運用期間で売却され、この4月に満額配当・償還されています。

<わかちあいファンド公式ページ記載抜粋>
事業終了時にはNANEI株式会社が対象物件(土地建物)すべてを取得する契約を弊社と締結しています。

それ以外のリゾートファンドはどうなっている?

不動産自体を売却して売却益を確保した岡山日生と異なり、軽井沢などでは売却シナリオが明記されていません。
リゾート販売については正直、販売事業者の持つノウハウやチャネルなどに依存する部分が大きいため、ファンドで損失が生じるリスクを把握するのが難しいのですが、全く見通しが見えないまま投資するのは怖い人も多いと思いますので、公開されている情報を探してみましょう。

わかちあいリゾートとは

わかちあいファンドを運営する株式会社日本プロパティシステムズは「わかちあいリゾート」という名称で、一つのヴィラを複数のオーナーで所有するシェア型リゾート事業を展開しています。
公式サイトを確認すると、「軽井沢(2物件)」「南禅寺」がシェア型別荘として販売、または販売を計画されていることが確認できます。

わかちあいリゾート公式サイト
わかちあいリゾート 取扱ヴィラ

YouTubeでもチャンネルをもっていますが、2024.6.28時点では再生数が2,000回弱と一定の関心が得られている様子は確認できますが、販売計画に対して十分なのかどうかは見た人により印象が分かれる数字でしょうか。
YouTube わかちあいリゾートチャンネル

シェア型リゾートでは、「NOT A HOTEL」などメディアからも注目を集める成功事例もありますが、わかちあいリゾートはサービス開始から間もない状況のようで、わかちあいファンドへの投資家にとっては事業が順調に軌道に乗るかが非常に重要になるので、今後のマーケティング動向、富裕層の反応などから目が離せませんね。

旧軽井沢PJ、南禅寺PJはどうなっている?

わかちあいファンドの「旧軽井沢PJ」では、フェーズⅢでの売却を計画していたものの、
「ウクライナ戦争」に伴う建築資材サプライチェーンの分断および全国的な建築関連人材の不足が重なったため引渡しが2か月遅れ(公式サイトの記載抜粋)
結果、「フェーズⅢ-②」ファンドにリファイナンス(新しいファンドを募集し、ファンド間で対象不動産を売買)されています。
わかちあいリゾートのサイトを見る限り、現在まさに販売中という状態のようで、無事に予定価格以上での販売に成功すれば、ファンドの配当や元本償還がされることが期待できそうです。

南禅寺PJや新軽井沢PJは現在ファンドを運用中の状態ですが、わかちあいリゾートのサイトを見る限りは、この仕組みを通じた売却に成功すればあfファンドの配当や償還が期待できそうですので、「わかちリゾート」の成否はファンドにも大きな影響を及ぼしそうです。

石垣島PJはどうなっている?

石垣島PJについては、まだ取得から間がなく、改装が進んでいないためか、わかちあいリゾートでの掲載はありません。
そのため、売却ルートの想定は難しいですが、高値での購入を希望する富裕層が見つかった場合を除けば、このわかちあいリゾートの仕組みを活用できる点はわかちあいファンドの強みになるかもしれません。

とはいえ、現時点ではわかちあいリゾートの販売力や事業モデル(ファンドからイーダブルジーが別荘を買い取る価格やタイミング)を確認できませんので、ファンド投資家それぞれが、自分なりの視点でリスク判断をいただくしかないかと思います。

■わかちあいファンド石垣島第Ⅰ期(一次+二次募集)
 募集額:255,000,000円
 資金使途:別荘の取得と設計開発費用
 募集開始:2024/1/25
 運用期間:2024/3/1 〜 2025/6/30

■わかちあいファンド石垣島第Ⅱ期(一次・二次募集)
 募集額:195,000,000円
 資金使途:改装費用
 募集開始:2024/04/12
 運用期間:2024/5/1 〜 2025/8/31

■わかちあいファンド石垣島第Ⅲ期
 募集額:100,000,000円
 資金使途:改装費用
 募集開始:2024/04/12
 運用期間:2024/8/1 〜 2025/8/31

運営会社の決算状況はどうなの?

わかちあいファンド、わかちあいリゾートの運営企業である株式会社日本プロパティシステムズの決算を確認してみましょう。
また、1社だと対比が難しいと思いますので、リゾートファンドを扱っている利回り不動産との対比も行ってみます。

わかちあいリゾートの運営会社:株式会社日本プロパティシステムズの決算状況は?

決算を見ると、純資産規模が年々積み上がり、自己資本比率は4%を切る状況となっています。
例えば前述の石垣島PJではファンドで5.5億円の資金調達を行っていますが、その募集前段階の2024年3月31日時点でも過去1年間で9億円規模の資産を積み上げています。
それに対して純資産は1億6700万円規模と、昨年度から700万程度の増加にとどまっており、リスク資産の増加規模が大きい点には留意する必要があります。

わかちあいファンドでの資金調達分に関しては、運営企業は劣後出資金までのリスクしか負っていません(キャッシュベースでは)ので、見かけの自己資本比率の数値よりは財務は健全だとは言えるのですが、わかちあいリゾートでの売却が進まない場合に、運営企業が自己資金でファンドから買い取れるだけの純資産の積み上げがない点は理解しておく必要がありそうです。
とはいえ、わかちあいリゾートの立ち上げには先行投資がかさんでいる状態も想定されます。
その状況の中で赤字決算とせず、わずかながらも利益を上げて純資産を積み上げている状況からは、企業としての底力も感じられるのではないでしょうか。

株式会社日本プロパティシステムズ 決算情報(BS)

※直近1年間のファンドの募集額に運用期間(年換算)を乗じることで、現在運用中ファンドにおける投資家からの出資金規模を算出。(当サイト独自指標です)

株式会社日本プロパティシステムズ 決算情報(PL)

利回り不動産の運営会社:株式会社ワイズホールディングスの決算状況と比べると?

わかちあいファンドと似たファンド構成で、インカム型からリゾート開発までを扱う利回り不動産を運営する株式会社ワイズホールディングスと比べてみましょう。
利回り不動産は決算期が異なり1年近く前のデータとなりますが、利回り不動産は①純資産が4億円を超えており自己資本比率が219%ある点や、②資産規模が過度に膨らんでいない点では、株式会社ワイズホールディングスの決算数値の方が望ましい数値となっています。
わかちあいファンドに投資する投資家にとっては、わかちあいリゾートが成功してリゾートビジネスで高い利益率を確保し、純資産を積み上げることを期待したい状況、と言えそうです。

これから投資検討する投資家にとっては、他サービスと比較検討の上で投資検討する選択肢もありますので、当サイトの情報も参考として下さい。

株式会社ワイズホールディングス 決算情報(BS)

※直近1年間のファンドの募集額に運用期間(年換算)を乗じることで、現在運用中ファンドにおける投資家からの出資金規模を算出。(当サイト独自指標です)

株式会社ワイズホールディングス 決算情報(PL)

ファンドの魅力

・石垣島のリゾート開発に参画できるリゾート開発型ファンド
・劣後出資比率11%と、最近のわかちあいファンドでは高めの水準

留意点

・売却先シナリオが明記されていないため、リスク判断、投資判断は慎重に

ファンド基本情報

わかちあいファンド石垣島第Ⅲ期
わかちあいファンド石垣島第Ⅲ期
ステータス 運用中
想定利回り 7.5%
募集期間 2024-07-05 12:00:00~
1970-01-01 00:00:00
運用期間 13ヵ月(2024-08-01~2025-08-31)
募集方式 先着式
タイプ キャピタル
募集額 1億円
劣後出資額 1,300万円
融資調達額 0円
出資総額 1億1,300万円
劣後出資比率 11.5%

対象不動産情報

物件タイプ1 一棟収益
物件タイプ2 リゾート
権利 所有権
建築年月 2011-09-00
物件情報 ・2011年築のリゾートヴィラ
固有リスク ・リゾート固有リスク
・売却先が明記されていないが、運営会社が展開する「わかちあいリゾート」の販売力、実績が未知数

ファンド運営事業者情報

サービス名称 わかちあいファンド
事業者名 株式会社日本プロパティシステムズ
住所 滋賀県大津市島の関1-10
TEL 077-511-5281
上場有無 非上場
純資産 1億6,700万円
自己資本比率 3.84%
経常利益 4,100万円
経常利益率 1.79%
決算年月 2024-03-31

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ID:1492 / 投稿者:匿名投稿 [2025-06-19 15:59:14]
石垣島、リファイナンスですが、延長かしないかを選択できるのはいいですね。まあ、ここで強制延長とかですとレベチー、ヤマワケと同じになりますから流石に難しいですが優良です。
ID:1403 / 投稿者:管理人 [2025-06-07 00:43:42]
なお、決算の話題が触れられていますが、不動産会社が保有する不動産を流動資産とするか固定資産とするかは、賃貸を目的として長期保有するか、販売を目的とするかで別れます。
キャピタル型ファンドはまず流動資産になると思いますが、継続的に組成運用しているインカム型ファンドは、固定資産で処理できる可能性もあるのでは、と思います。

その他決算で気になる点としては、固定資産17億に対して固定負債が37億円と、何を担保に調達しているかよくわからないBSのバランスになっています。
一方で運用中のファンド総額が現時点では30億円くらいありそうなのですが、流動負債は4.7億円に留まっていますので、クラファンの調達額の一部が流動負債ではなく、固定負債に計上されている可能性もあるのかもしれません。
固定か流動かの整理は会計士監査を経た数字なので会計のルールに則っていると思うのですが、固定/流動の考え方は各社に違いが許される部分があり解釈が難しいですね。
ID:1402 / 投稿者:管理人 [2025-06-07 00:36:05]
運用中のファンド情報は、以下URLで見られますのでご参考に。
https://investors-eye.jp/fund_list.php?fund_stat=%E9%81%8B%E7%94%A8%E4%B8%AD&select_rate=&rate_operator=up&select_op_span_m=&op_span_m_operator=up&service_id=wakachi-i&select_fund_name=&select_sort=desc
ファンド一覧の「詳細検索」という点をクリックいただくと、少し細かい検索条件で絞り込めます。
サービス名称を選択して検索した後、「運用中」などのステータスをクリックすることでこういった画面が確認可能になっています。
リファイナンス案件やリセールなどで重複されるケースや、過去データの取り込みが正常にいっていないケースがあるので、100%の精度ではない点はご容赦いただければ幸いです。
ID:1401 / 投稿者:匿名投稿 [2025-06-07 00:03:00]
1247
財務状況にのしかかってきているというより、リファイナンスを何度も繰り返しおり心配なところであります。
ID:1400 / 投稿者:匿名投稿 [2025-06-07 00:01:09]
ちなみにクラファンのシステムで15億なんて絶対に行かないはずだわ。
ID:1399 / 投稿者:匿名投稿 [2025-06-06 23:59:57]
>>1250
販売用の不動産は固定資産にならんね。恐らくインカム型で何度も募集しているスカイコート大津や西京極の不動産が自社保有で最悪これを売ればいい。このに物件何度も募集かけてるけど、金を寝かせてる間に運用してるでしょう。
ID:1252 / 投稿者:匿名投稿 [2025-05-28 15:25:07]
結局軽井沢とかは石垣島の物件は何件?
ID:1251 / 投稿者:匿名投稿 [2025-05-28 12:52:07]
後、わかちあいがファンドで長期保有している不動産会社の多くには金融機関融資がついており、抵当権設定もされています。
BSの左にある資産に対応する右側は、金融機関からの借金と投資家の出資金が90%以上となります。
劣後出資分がわかちあいの純資産から捻出されている、という感じですので、キャッシュを生むとしたら売却益が大きく確保でき、投資家への配当よりも過大な利益が出た時でしょうか。
ID:1250 / 投稿者:匿名投稿 [2025-05-28 12:48:35]
純資産が資本の1億円、利益剰余金で66百万円なので、リゾートなどいくつかがこけたら厳しい状態になりえる点は注意すべきとは思いますね。
固定資産には、ファンドで長期運用中の不動産が入っていますので、それは売却しても投資家の出資金償還に充当されます。
その他はクラファンやわかちあいリゾートなどのシステム初期投資などでしょう。
わかちあい自体の資本は純資産1.66億であることは目を反らしてはいけないかと思います。
ID:1249 / 投稿者:匿名投稿 [2025-05-28 12:33:10]
わかちあい、今更ながら契約書類をしっかり確認しました。劣後出資は10パー入れてるんですね。最近の傾向よりは多少厚いですね。あとBS2023のものを見ますと純資産は少ないですけどここいらは、利益を極小にするような中小企業ですので潤沢とも言えませんが、まあ普通ですね。特筆すべきは有形固定資産を15億も持っていること。最悪それを売却に出せばそれなりのキャッシュは入手できそうです。
ID:1248 / 投稿者:匿名投稿 [2025-05-28 02:39:59]
管理人様

コメントありがとうございます。工期遅れがスケジュールと資金手当につながり、最初のフェーズで運用完了となっていますが結構後ろのフェーズだと危ないですよね。インカムの時は良かったのですけど開発難し初めてどの物件でいくら使ってるのかさえわからなくなってきました今入れて入りキャピタル系、償還ぐらいに新フェーズ募集してますので、安心ですねえ。
ID:1247 / 投稿者:管理人 [2025-05-28 00:56:00]
わかちあいファンドについては、リゾート案件での苦戦が事業にどの程度影響するか、気になる状況だと思います。
1年ほど前に以下記事でコメントしていますが、昨年夏前でも苦戦傾向でしたが、今年に至っても売却遅れの他、工事の延期も生じていますので、運営企業の財務への影響も正直懸念を感じます。
https://investors-eye.jp/fund_detail.php?fund_id=wakachi-i-ishigaki-03&service_id=wakachi-i

現時点ではまだ2025年3月31日決算が開示されていないですが、昨年時点で自己資本比率3.84%というのは良好な数値とも言えないかと。
決算/サービスの解説記事については、「サービス比較」または、「解説記事」から記事が見えますので、ご欄いただければ幸いです。

また、工事の延期については、一般の方より、不動産業の人間の方が厳しい見方をしているかもしれません。
デベロッパーにとってはエリアごとの良いゼネコンを確保するは非常に重要なのですが、良いゼネコンを押さえられていないエリアに進出する際には、事前に十分な準備が必要ですしリスクも高くなります。
現在建築価格の高騰でデベロッパーも苦しいですが、ゼネコンも材料の値上がりなどで苦しいケースも多く、単に安いゼネコンが良いわけでもなく、発注前にゼネコンの信用力、品質などチェックすべき点も多く、しっかりしたゼネコンを押さえられないまま開発案件を多数抱えるのはかなり大変(危険)です。
デベロッパーにとって売却時期の延期は本来かなり重たい影響がありますから。(PL上の利益があげれない、BSは重たいまま、案件収支も悪化、です)
延期が複数案件で起きているということからは、慣れないエリアで事業を展開してしまっているのではないか、とか、延期に伴いゼネコンを切り替えたのであれば、手戻りや不要なコストが発生しているのではないか、など、いろいろな観点で要ウォッチ、というのが率直な印象です。

倒産隔離スキームではありませんので、リゾートの処分が完了しない中だと、インカム型ファンドも「手堅い利回り投資」とは言いにくく、私個人としては、リゾートが売却され、なお黒字決算が確保されていることを確認してから、再度投資検討対象に戻すか考えるサービス、という位置づけです。
ID:1246 / 投稿者:匿名投稿 [2025-05-27 22:20:56]
管理人様

わかちあいファンド、キャピタル案件についてどのように考えられていますでしょうか。軽井沢だけで旧、南、新をひたすらフェーズを区切り集金、石垣島も遅延があると言いつつフェーズ分けがすごいです。

前は京滋の手堅いインカムゲインファンドが別荘一件で何億もかけてやってるような状態にも見えますが、そこまで軽井沢とかは需要があるものなのでしょうか。また管理者様の財務分析ではかなり低いレベルだったかと思いますが財務諸表を見られてのでしょうか。