水戸駅から徒歩5分のタワマン(2001年築) × インカム型 × マスターリース有の低リスク型ファンド
トモタクのこれまでのインカム型ファンドの多くは、地方部の築古マンションなど、資産価値の安定性よりも、表面利回りの高い物件が多かった印象でした。
ところが本ファンドの対象物件は水戸駅から徒歩5分で、2001年築の高層タワーマンションです。
トモタクの強みであるマスターリースと劣後出資比率10%の条件と合わせて、かなり安全性の高い商品設計となっています。
マスターリース契約から得られる賃料ベースでの表面利回りが7.14%となっており、投資家に6.5%の配当をしてしまうと、トモタク側の利益が薄いファンド設計になっているようにも感じますが、高値で売却して売却益をトモタク側が得れば、投資家もトモタク側もWin-Winの収支が組める良ファンドになることが期待できそうです。
抽選式のため、倍率が高い可能性も?
募集枠が4,500万円と、トモタクの最近のファンドの中では規模は小さめです。
この好条件だと、抽選倍率が高くなってしまう可能性がありますね。
ただ、投資家はどうしても利回りの高いファンドに集中しますので、このファンドに話題が集まらなければ、案外抽選倍率が低くなるかも?
運営事業者の自己資本比率が低めな点はご留意ください
ファンド自体のリスクとリターンのバランスはかなり良いファンドですが、運営事業者の自己資本比率は6.7%と低めの水準です。
事業者の立場では、不動産クラウドファンディングで保有している資産については劣後出資の範囲でのリスク負担となっているため、保有資産全てのリスクを負担しているわけではないものの、資金調達のうちファンドに依存する比率が高い点も合わせて、ファンドで大きな損失があった場合の事業者への影響は軽視できない点は理解の上で投資検討をお願いします。