FunFundとは?
2022年1月のサービス開始以降12ファンドを組成し、既に11ファンドの償還を完了した実績を持つ不動産クラウドファンディングサービス(※)です。
当初は投資家の募集(出資媒介)を他社サービスに依頼していましたが、2026年1月に自社サービスとして直接募集を行う形となっていますが、従来より投資家からの出資を受けてファンド運営を行ってきており、不動産クラファンの償還実績としてはそれなりの実績を持っていると見て問題ありません。
※不動産クラウドファンディングサービスは、不動産特定共同事業法に基づき提供される不動産投資から得られる利益を原資に配当、元本償還を行う投資商品です。
不動産クラウドファンディングサービス共通の特徴については記事後半で解説します。
FunFundを他サービスと比較してみる
まずは、定量的なデータから、他の不動産クラウドファンディングサービスと比較して、サービスの特長や傾向をチェックしてみましょう。
平均利回りは7%と比較的高めとなっています。
劣後出資比率については自社サイトでの募集を開始後のデータしか取れなかったため今後変化があるかもしれませんが、
12号ファンドは、築古木造アパート投資とは言え、インカム型で劣後出資比率20%を超える高い水準を確保しており、投資家の元本保護にも配慮されたファンド設計となっています。
高い劣後出資比率が今後も期待できるなら、かなり魅力的なサービスとなるかもしれません。
FunFund ファンド提供状況
| 項目
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直近6カ月
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累計
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全サービス平均
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| 利回り
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7%
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6.2%
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6.83%
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| 劣後出資比率
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24.3%
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24.3%
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17.87%
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| 組成件数
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2件
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12件
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| 資金調達額
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8,200万円
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4億3,850万円
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-
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| 運用終了額
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3億9,850万円
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-
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※2026年2月時点。比較対象は当サイトが収集対象としている「管理人が投資対象候補としたい厳選44サービス」の平均値です。
FunFundのサービスの魅力、特徴
まだ自社募集を開始したところのため今後変化があるかもしれませんが、FunFundの魅力、特徴は以下の通りです。
FunFundとは
- 高めの利回りと劣後出資比率で、安全性とリターンのバランスが良いファンドを提供
- 扱う不動産も一棟アパート開発や買取再販中心で、運営事業者の本業ノウハウが期待可能
- 運営事業者は東証Tokyo Pro Marketに上場しており、決算に一定の信頼性有
FunFundを運営する株式会社フロンティアハウスとは?
不動産クラウドファンディングは、「面倒な不動産運用はファンド運営事業者にお任せ」する投資商品です。
投資先を選ぶ際には、ファンド運営事業者の不動産事業のノウハウや財務状況を確認することが非常に重要になります。
そこで、FunFundを運営する「株式会社フロンティアハウス」をチェックしてみましょう。
株式会社フロンティアハウスの基本情報
株式会社フロンティアハウスは、1994年創業と20年以上の歴史を持つ不動産会社です。
一棟アパートの開発の他、住居系物件の買取再販事業、不動産管理事業などを行っており、FunFundのファンドが扱う事業についてのノウハウが蓄積されていることが期待できます。
運営企業情報
| 項目
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情報
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| 運営企業名
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株式会社フロンティアハウス
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| 代表者
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代表取締役社⻑CEO 佐藤勝彦
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| 住所
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東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39F
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| TEL
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045-319-6345
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| 会社設立
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1994年04月
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株式会社フロンティアハウスの決算情報チェック & 業界平均との比較
まず、当サイトに掲載している株式会社フロンティアハウスの決算をご確認下さい。
運営企業の財務の健全性が現れる「BS」を見ると、自己資本比率が当サイト掲載企業の平均は下回るものの、一定の水準を維持し続けています。
特長的な点として、デベロッパー、買取再販業態では珍しく、固定資産として土地・建物で20億円くらいの資産を保有、運営しています。
通常デベロッパーが登記利益を計上するためには固定資産ではなく、販売用不動産等に計上して売却することで利益を上げるのですが、固定資産で計上している不動産は、賃料を原資に継続的な収益を得ることができます。
ある程度決算に余裕がないと固定資産を20億円分積み上げることは容易ではありませんし、リーマン・ショックやコロナで財務が傷んでいれば、そのタイミングで売却して現金化を余儀なくされていてもおかしくないため、20億円規模の固定資産を保持できているというのは、ポジティブな資産を持っているという見方をしても良いかもしれません。
(もちろん銀行のように資産表を見てその資産の収益性や含み益を確認できたわけではありませんので、含み損を抱える不動産がある可能性がゼロではありませんが。)
次に、運営企業の稼ぐ力が現れる「PL」を見ると、売上高営業利益率は少し平均を下回るものの、経常利益率は平均を上回っており、それなりに効率的に利益剰余金を積み上げられていることがわかります。
決算期により多少の変動があるものの、毎年堅実に利益を積み上げられています。
欲を言えば自己資本比率の改善を図ってもらえれば更に良いのですが、現時点で決算に大きな懸念があるとみる必要はないのではないでしょうか。
※決算の見方については、別記事「
不動産クラウドファンディング事業者の決算チェックポイント」で解説していますので、興味を持った方はご欄下さい。
まとめ:FunFundとは?
運営事業者の本業のノウハウが期待できるアセットを取り扱っており、ファンドの劣後出資比率、利回りのバランスの良いサービスです。
2026年1月に自社サービスでの募集を開始したところで、PRも兼ねた好条件となっていることも考えられますので、今後の変化は見ておく必要はあると思いますが、分散投資先として十分な魅力を持つサービスではないかと思います。
最後に
ここまでFunFund魅力と留意点をご説明しました。
不動産クラウドファンディング投資は堅実な利回り投資が期待できる投資商品ですが、万が一の運営事業者の倒産リスクの可能性も踏まえ、分散投資が非常に重要になりますので、新たな投資先候補として検討されるのは、いかがでしょうか?
なお、当サイトではリスク分散の観点で、複数のサービスに対する分散投資を強く推奨しており、投資先サービスやファンド探しに役立つ情報の収集、掲載に努めていますので、他サービスについても是非ご確認下さい。
FunFundは不動産特定共同事業法に基づき提供される投資型クラウドファンディングサービス
FunFundは、不動産特定共同事業法(以下、不特法)に基づき厳しい規制やルールのもとで提供される、投資型クラウドファンディングサービスです。
不動産クラウドファンディングとは、「不動産特定共同事業法(以下、不特法)」という法律に基づき、国土交通省・都道府県から許可または登録を認められた事業者のみが投資家に提供可能な投資商品であり、以下のようなメリット・強みを持つサービスです。
不動産クラウドファンディング投資のメリット・強み
- 株式のような値動きがなく、堅実な配当利回りが期待できる
- 出資金の使途は対象不動産運営に関するものに限定し、リスクを限定
- 優先劣後構造で、ファンドで損失が生じてもまず事業者が負担
- 契約書は行政の審査を経ており、不当に不利な心配がない
- 面倒な不動産運用はファンド運営事業者にお任せ
- ただし元本保証はないため、複数サービスへの分散投資は重要!
不動産特定共同事業法は厳しい投資家保護のためのルールを定めているため、サービスやファンド運営を行う事業者は全て、このルールに従って投資家保護に取り組んでいます。
(上記のうち、優先劣後構造については厳密には法律に定める義務ではないため、ヤマワケエステートなど一部該当しない事業者が存在します。)
「FunFund」についても当然、サービス提供事業者・ファンド運営者ともに神奈川県知事の許可を取得しており、サービスやファンド運営についても行政の監督を受けています。
(株式会社フロンティアハウス:不動産特定共同事業 神奈川県知事 第19号)
不動産クラウドファンディングに共通する特徴や制度については本サイトの
「不動産クラウドファンディングとは?」で解説していますので、ご確認ください。