プレファンとは?
2021年11月のサービス開始以降37ファンドを組成し、既に37ファンドの償還を完了した実績を持つ不動産クラウドファンディングサービス(※)です。
2024年6月以降新たなファンド組成が途絶えていましたが、サービスを再開し、2026年3月1日に久々の38号ファンドを募集開始することとなりました。
運営事業者の株式会社プレサンスNEXTの親会社であるプレサンス社は国内でも有数のマンション開発実績を持っています。
2025年には、売上高1兆円を超える大手不動産会社であるオープンハウスの100%子会社となり、プレサンス社は上場廃止となっていますが、財務面では更に堅牢制を高めたと考えて良いでしょう。
ファンドでは主にプレサンス社が開発したマンションを所有、運営するインカム型ファンドを扱っており、利回りも4%前後の水準と、安全性と利回りの両方を求めたい投資家には魅力が高いサービスではないでしょうか。
※不動産クラウドファンディングサービスは、不動産特定共同事業法に基づき提供される不動産投資から得られる利益を原資に配当、元本償還を行う投資商品です。
不動産クラウドファンディングサービス共通の特徴については記事後半で解説します。
プレファンを他サービスと比較してみる
まずは、定量的なデータから、他の不動産クラウドファンディングサービスと比較して、サービスの特長や傾向をチェックしてみましょう。
想定利回りはこれまでの平均で4.7%、サービス再開後の38号は3.9%と平均を下回りますが、上場企業運営の都市部インカム型ファンドが3%程度となっていることと比べると高めの水準です。
取り扱うアセットは資産価値の落ちにくい都市部の駅近区分所有マンションを扱うインカム型ファンドとなっており、劣後出資比率10%で投資家の元本棄損リスクを抑制しています。
運営企業も財務の健全な大手不動産会社グループのため倒産リスクが抑制されていますので、損失リスクを抑制しつつ、一定の利回りを期待できることが特徴です。
プレファン ファンド提供状況
| 項目
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直近6カ月
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累計
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全サービス平均
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| 利回り
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3.9%
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4.7%
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6.76%
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| 劣後出資比率
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10%
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10%
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17.38%
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| 組成件数
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1件
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38件
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–
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| 資金調達額
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9,000万円
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6億1,744万円
|
–
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| 運用終了額
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–
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5億2,744万円
|
–
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※2026年2月時点。比較対象は当サイトが収集対象としている「管理人が投資対象候補としたい厳選45サービス」の平均値です。
プレファンのサービスの魅力、特徴
プレファンの魅力、特徴は以下の通りです。
プレファンとは
- 大手不動産会社オープンハウスグループ、プレサンスの物件を扱うインカム型ファンド
- 資産価値の落ちにくい都市部駅近RC区分所有マンションの賃料で配当する、安全性重視の方に適したファンド
- 上場企業運営の都市部RCインカム型ファンドの中では高めの利回りでリスク抑制とリターンのバランスが良い
プレファン運営する株式会社プレサンスNEXTとは?
不動産クラウドファンディングは、「面倒な不動産運用はファンド運営事業者にお任せ」する投資商品です。
投資先を選ぶ際には、ファンド運営事業者の不動産事業のノウハウや財務状況を確認することが非常に重要になります。
そこで、プレファンを運営する「株式会社プレサンスNEXT」をチェックしてみましょう。
株式会社プレサンスNEXTの基本情報
運営企業情報
| 項目
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情報
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| 運営企業名
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株式会社プレサンスNEXT
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| 代表者
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代表取締役 山下健太
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| 住所
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大阪市中央区城見1丁目2番27号クリスタルタワー27階
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| TEL
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06-4793-1661
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| 会社設立
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2014年05月
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株式会社プレサンスNEXTの属するオープンハウスグループの決算情報チェック & 業界平均との比較
まず、当サイトに掲載している株式会社プレサンスNEXTの属するオープンハウスグループの決算(2026.2時点)を見てみましょう。
企業の財務の健全性が現れる「BS」を見ると、純資産5,000億円超、現預金4,000億円超、自己資本比率も40%弱と平均を上回る高い水準を確保しています。
企業の稼ぐ力が現れる「PL」を見ると、経常利益1,000億円超、現預金営業利益率、経常利益率ともに平均を大きく上回っており、企業の倒産リスクという面では、不動産クラファン業界でもGALAに次ぐ、または並ぶ屈指の企業グループと言ってよいでしょう。
※決算の見方については、別記事「
不動産クラウドファンディング事業者の決算チェックポイント」で解説していますので、興味を持った方はご欄下さい。
株式会社プレサンスNEXT 決算情報(BS)
| 項目
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2025年09月30日
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2024年09月30日
|
2023年09月30日
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全サービス平均
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| 総資産
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14,120億100万円
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12,820億9,000万円
|
11,986億6,800万円
|
–
|
| 純資産
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5,388億3,400万円
|
5,359億1,900万円
|
4,804億1,600万円
|
–
|
| 自己資本比率
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38.16%
|
41.8%
|
40.08%
|
25.23%
|
運用中資産規模 AUM(※)
|
4,500万円
|
–
|
–
|
–
|
| AUM÷純資産
|
0
|
–
|
–
|
8.38
|
| 現預金
|
4,218億9,800万円
|
4,099億5,700万円
|
4,018億7,900万円
|
–
|
| 現預金比率
|
29.88%
|
31.98%
|
33.53%
|
11.47%
|
※直近1年間のファンドの募集額に運用期間(年換算)を乗じることで、現在運用中ファンドにおける投資家からの出資金規模を算出。(当サイト独自指標です)
株式会社プレサンスNEXT 決算情報(PL)
| 項目
|
2025年09月30日
|
2024年09月30日
|
2023年09月30日
|
全サービス平均
|
| 売上高
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13,364億6,800万円
|
12,958億6,200万円
|
11,484億8,400万円
|
–
|
| 売上総利益
|
2,431億6,700万円
|
2,069億1,700万円
|
2,183億5,600万円
|
–
|
| 売上総利益率
|
18.19%
|
15.97%
|
19.01%
|
26.07%
|
| 営業利益
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1,459億3,300万円
|
1,190億8,800万円
|
1,423億3,000万円
|
–
|
| 営業利益率
|
10.92%
|
9.19%
|
12.39%
|
7.1%
|
| 経常利益
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1,394億9,100万円
|
1,202億8,300万円
|
1,369億2,700万円
|
–
|
| 経常利益率
|
10.44%
|
9.28%
|
11.92%
|
4.47%
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※2026年2時点。比較対象は当サイトが収集対象としている「管理人が投資対象候補としたい厳選45サービス」の平均値です。
まとめ:プレファンとは?
大手上場不動産会社グループが運営する、資産価値の落ちにくい都市部駅近RC区分所有マンションに投資できて、類似のファンドと比べて4%前後の利回りも狙える、安全性重視の投資家が高めの利回りを狙いたい場合に適したファンドです。
抽選倍率が高くなかなか当選しない、といった情報もありますが、分散投資先の一つに加える価値はあるのではないでしょうか?
最後に
ここまでプレファンの魅力と留意点を記載しましたが、留意点らしい留意点を上げられないですね。強いて言えば、抽選倍率が高いという情報があることと、高い利回りを期待するハイリスクハイリターン志向の方には向かない、ということでしょうか。
不動産クラウドファンディング投資は堅実な利回り投資が期待できる投資商品ですが、万が一の運営事業者の倒産リスクの可能性も踏まえ、分散投資が非常に重要になりますので、新たな投資先候補として検討されるのは、いかがでしょうか?
なお、当サイトではリスク分散の観点で、複数のサービスに対する分散投資を強く推奨しており、投資先サービスやファンド探しに役立つ情報の収集、掲載に努めていますので、他サービスについても是非ご確認下さい。
プレファンは不動産特定共同事業法に基づき提供される投資型クラウドファンディングサービス
プレファンは、不動産特定共同事業法(以下、不特法)に基づき厳しい規制やルールのもとで提供される、投資型クラウドファンディングサービスです。
不動産クラウドファンディングとは、「不動産特定共同事業法(以下、不特法)」という法律に基づき、国土交通省・都道府県から許可または登録を認められた事業者のみが投資家に提供可能な投資商品であり、以下のようなメリット・強みを持つサービスです。
不動産クラウドファンディング投資のメリット・強み
- 株式のような値動きがなく、堅実な配当利回りが期待できる
- 出資金の使途は対象不動産運営に関するものに限定し、リスクを限定
- 優先劣後構造で、ファンドで損失が生じてもまず事業者が負担
- 契約書は行政の審査を経ており、不当に不利な心配がない
- 面倒な不動産運用はファンド運営事業者にお任せ
- ただし元本保証はないため、複数サービスへの分散投資は重要!
不動産特定共同事業法は厳しい投資家保護のためのルールを定めているため、サービスやファンド運営を行う事業者は全て、このルールに従って投資家保護に取り組んでいます。
(上記のうち、優先劣後構造については厳密には法律に定める義務ではないため、ヤマワケエステートなど一部該当しない事業者が存在します。)
「プレファン」についても当然、大阪府の許可を取得しており、サービスやファンド運営についても行政の監督を受けています。
(株式会社プレサンスNEXT:不動産特定共同事業 大阪府知事第20号)
不動産クラウドファンディングに共通する特徴や制度については本サイトの
「不動産クラウドファンディングとは?」で解説していますので、ご確認ください。
鈴木 万里夫(仮)
株式投資歴20年以上を経た後、株式・投資信託との分散投資先として不動産クラウドファンディング投資をスタート。
不動産クラウドファンディング投資実績50ファンド / 4,000万円以上。今後もコンスタントに年間10ファンド程度に分散投資を継続予定。
投資検討のために自身が欲しい情報を集約できる投資サポートサイトとしてInvestor’s EYEを企画し、現在管理人として運営中。
【保有資格】 不動産証券化協会認定マスター / 宅地建物取引士