不動産クラファン投資徹底サポート
募集前 / 募集中ファンド一覧はこちら
当サイトには広告・PRが含まれます

「ASSECLI」は一棟収益マンションに対する小口投資が体験できるファンド

【2024年5月31日 7:00 AM】

「ASSECLI」とは?

2020年1月のサービス開始以降37件のファンドを組成し、全てを運用終了している老舗の不動産クラウドファンディングサービスです。
運営会社である「株式会社エボルゾーン」が強いノウハウを持っている、一棟アパート・マンションの賃料を配当原資にしたインカムゲイン型を基本としつつ、収益性の落ちた中古マンションをリノベーションすることで売却益を確保することもある、個人の投資家にとっても身近な不動産投資のパターンを小口投資で体験できるファンドを多数提供してきました。

きっと、本サービスで不動産投資に関心を持ち、現物不動産投資をはじめるような方もいるのではないでしょうか?

「ASSECLI」は不動産特定共同事業法に基づき提供される投資型クラウドファンディングサービス

「ASSECLI」は、不動産特定共同事業法(以下、不特法)に基づき厳しい規制やルールのもとで提供される、投資型クラウドファンディングサービスです。

不動産クラウドファンディングとは、「不動産特定共同事業法(以下、不特法)」という法律に基づき、国土交通省・都道府県から許可または登録を認められた事業者のみが投資家に提供可能な投資商品であり、以下のようなメリット・強みを持つサービスです。
不動産クラウドファンディング投資のメリット・強み
  • 株式のような値動きがなく、堅実な配当利回りが期待できる
  • 出資金の使途は対象不動産運営に関するものに限定し、リスクを限定
  • 優先劣後構造で、ファンドで損失が生じてもまず事業者が負担
  • 契約書は行政の審査を経ており、不当に不利な心配がない
  • 面倒な不動産運用はファンド運営事業者にお任せ
  • ただし元本保証はないため、複数サービスへの分散投資は重要!

不動産特定共同事業法は厳しい投資家保護のためのルールを定めているため、サービスやファンド運営を行う事業者は全て、このルールに従って投資家保護に取り組んでいます。 (上記のうち、優先劣後構造については厳密には法律に定める義務ではないため、ヤマワケエステートなど一部該当しない事業者が存在します。)

「ASSECLI」についても当然東京都知事の許可を取得しており、サービスやファンド運営についても行政の監督を受けています。
(「株式会社エボルゾーン」:不動産特定共同事業 東京都知事 第115号)

不動産クラウドファンディングに共通する特徴や制度については本サイトの「不動産クラウドファンディングとは?」で解説していますので、ご確認ください。

「ASSECLI」を他サービスと比較してみる

まずは、定量的なデータから、他の不動産クラウドファンディングサービスと比較して、サービスの特長や傾向をチェックしてみましょう。
ASSECLIについては、37号ファンドを2023年11月に募集開始して以降新たなファンド募集がないため、直近6ヶ月のファンドデータで比較する当サイトのサービスランキングから姿を消していますので、本記事では、過去1年間のファンドの実績を見てみましょう。

利回りは当サイトが収集する不動産クラウドファンディングサービスの平均を超えており、ほどよい利回りが期待できます。

ファンドで損失が発生した場合に投資家の元本を保護する劣後出資比率が平均より低めですが、オーソドックスな一棟アパート投資ですので、ノウハウを持つ運営事業者が事業を行うため、損失が発生するとしても不動産の価値自体がゼロになるケースは、天災や災害などのごく限定されたケースです。
巨額の損失が出る可能性は低いため、管理人はファンドの安全性と利回りのバランスは悪くないサービスと考えています。

ASSECLI ファンド提供状況

項目 直近12カ月 累計 全サービス平均
利回り 6.5% 6.3% 6.05%
劣後出資比率 6.3% 9.9% 19.17%
組成件数 4件 37件
資金調達額 6億865万円 25億9,107万円
運用終了額 25億9,107万円
※2024年5月時点。比較対象は当サイトが収集対象としている「管理人が投資対象候補としたい厳選23サービス」の平均値です。

「ASSECLI」のサービスの魅力、特徴

「ASSECLI」の特徴は、以下のポイントとなります。
「ASSECLI」の特徴、魅力
  • 個人投資家にも身近な「一棟アパート・マンション投資」への小口投資が可能
  • 運営会社は一棟アパート等を1,000件以上扱った実績のある事業者
  • 劣後出資比率は低めだが、案件のリスクもそこまで高くないため、バランスは悪くない
  • 2023年11月以降ファンド募集がないため、投資機会が得られるかは未知数

管理任は投資先候補としていたのですが、投資の機会が得られないまま当サイトのサービスランキングからも消えて(直近6ヶ月のデータで日々スコア付けしているため)しまっているサービスです。
再度募集が始まるか、様子をウォッチしたいところです。

「ASSECLI」を運営する「株式会社エボルゾーン」とは?

不動産クラウドファンディングは、「面倒な不動産運用はファンド運営事業者にお任せ」する投資商品です。
投資先を選ぶ際には、ファンド運営事業者の不動産事業のノウハウや財務状況を確認することが非常に重要になります。
そこで、「ASSECLI」を運営する「株式会社エボルゾーン」をチェックしてみましょう。

「株式会社エボルゾーン」の基本情報

2011年創業の不動産会社ですが、一棟収益不動産(アパートやマンション、商業ビルなど)の扱い実績を積み上げ、既に1,000件以上の取扱実績がある企業です。
一棟収益物件の仕入れルートや販売チャネルをしっかり持っている他、賃料や売買マーケットのデータやバリューアップノウハウについても高いノウハウを持つことが期待できますので、ノウハウのある企業にファンド運営をお任せできるという点は魅力でしょう。

運営企業情報

項目 情報
運営企業名 株式会社エボルゾーン
代表者 代表取締役社長 北野孝
住所 東京都港区北青山三丁目2番5号
TEL 0120-802-819
会社設立 2011年06月

「株式会社エボルゾーン」の決算情報チェック & 業界平均との比較

まず、当サイトに掲載している「株式会社エボルゾーン」の決算(2024.5時点)を見てみましょう。
不特法では、ファンド募集時に事業者の決算情報開示が義務付けられていますが、ファンド募集がないため、少し古いデータになっている点は注意してください。

運営企業の財務の健全性があらわれる「BS」を見ると、自己資本比率は同業種と比較して高い水準となっています。
運営企業の利益を稼ぐ力があらわれる「PL」を見ると、2022年度は前年度に比べて経常利益率が低下していますので、2023年度以降の決算をウォッチしたいところですが、とはいえ、しっかり利益を確保し、純資産を積み上げているため、業界平均と比べて堅実な経営状況と見てよいでしょう。

※決算の見方については、別記事「不動産クラウドファンディング事業者の決算チェックポイント」で解説していますので、興味を持った方はご欄下さい。

株式会社エボルゾーン 決算情報(BS)

※直近1年間のファンドの募集額に運用期間(年換算)を乗じることで、現在運用中ファンドにおける投資家からの出資金規模を算出。(当サイト独自指標です)

株式会社エボルゾーン 決算情報(PL)

※2024年5月時点。比較対象は当サイトが収集対象としている「管理人が投資対象候補としたい厳選23サービス」の平均値です。

まとめ:「ASSECLI」とは?

ハイリスクハイリターン型のファンドと比べると利回りは目立ちませんが、「ミドルリスクミドルリターン」型のバランスの良いサービスではないでしょうか?

不動産クラウドファンディング投資をしていると、少しずつ現物不動産投資に詳しくなり、自身で不動産投資にチャレンジしたくなる方も出てくるのでは、と思うのですが、そういった方がチャレンジしやすいのは、区分マンションと一棟アパートでしょう。
「ASSECLI」で扱う不動産のほとんどが一棟収益アパートのため、不動産投資に興味を持った方にとっては、面白いサービスではないでしょうか。

最後に

ここまで「ASSECLI」の魅力と留意点をご説明しましたが、ファンドの提供が今後いつあるのかは、見通せませんので、ファンド募集状況を継続ウォッチしていきます。
不動産クラウドファンディング投資は堅実な利回り投資が期待できる投資商品ですが、万が一の運営事業者の倒産リスクの可能性も踏まえ、分散投資が非常に重要になりますので、新たな投資先候補として検討されるのは、いかがでしょうか?

なお、当サイトではリスク分散の観点で、複数のサービスに対する分散投資を強く推奨しており、投資先サービスやファンド探しに役立つ情報の収集、掲載に努めていますので、他サービスについても是非ご確認下さい。
鈴木 万里夫(仮)
株式投資歴20年以上を経た後、株式・投資信託との分散投資先として不動産クラウドファンディング投資をスタート。
不動産クラウドファンディング投資実績10ファンド / 1,000万円以上。今後もコンスタントに年間10ファンド程度に分散投資を継続予定。
投資検討のために自身が欲しい情報を集約できる投資サポートサイトとしてInvestor’s EYEを企画し、現在管理人として運営中。
【保有資格】 不動産証券化協会認定マスター / 宅地建物取引士
X logo