「みんなの年金」とは?
2021年3月のサービス開始以降170ファンド以上を組成し、既に140ファンド以上の償還を完了した実績を持つ不動産クラウドファンディングサービス(※)です。
1件あたりの募集規模は小さいものの、継続的に想定利回り8%のファンドを組成し続けている老舗の不動産クラファン事業者といえるでしょう。
※不動産クラウドファンディングサービスは、不動産特定共同事業法に基づき提供される不動産投資から得られる利益を原資に配当、元本償還を行う投資商品です。
不動産クラウドファンディングサービス共通の特徴については記事後半で解説します。
「みんなの年金」を他サービスと比較してみる
まずは、定量的なデータから、他の不動産クラウドファンディングサービスと比較して、サービスの特長や傾向をチェックしてみましょう。
想定利回りは8%のファンドを継続的に組成しており、当サイト掲載の不動産クラファンサービスの中では高い水準です。
劣後出資比率も10%代程度を維持しており、高いリターンに対して、安全性にも一定の配慮がされています。
取り扱う物件はワンルームマンションに特化しており、買い手の層が多様なことから、専門性の高い事業者が扱えば流動性が高く、売却価格の大きな読み誤りが置きにくいアセットです。
運営事業者自身がワンルームマンションの買取再販業態であり、年間200億円規模の売上をあげていますので、本業のノウハウや顧客層、販売体制が活用できる点もサービスの強みでしょう。
注意すべき点があるとすれば、一つは金利影響です。
ワンルームマンションを購入する投資家層は、ローンを引いて物件を取得することが多いため、金利上昇によりキャッシュフローが悪化します。
現状は金利上昇局面でも販売価格の下落には必ずしも直結していませんが、今後更に金利が上昇していくと、販売価格が下落していく可能性は否定できません。
価格下落局面においては、ファンドで想定した価格で売れない可能性も出てくるので、注意が必要です。
もっともワンルームマンションの買取再販業態は在庫回転率が高く、1年以内に売却するケースが中心(平均ではもっと短い)ですから、大きく市況が悪化する前に売却してしまえば、仮に想定より安くしか売れない場合でも、甚大な損失が生じるという可能性は限定されています。
もう1点は、不動産クラウドファンディング(1号事業)では、運営事業者の倒産時にファンドも影響を受けるという点です。
この点については、後述する決算解説で触れさせていただきます。
みんなの年金 ファンド提供状況
| 項目
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直近6カ月
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累計
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全サービス平均
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| 利回り
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8%
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8%
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6.93%
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| 劣後出資比率
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10.4%
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10.9%
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16.27%
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| 組成件数
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29件
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141件
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-
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| 資金調達額
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8億4,810万円
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44億110万4,720円
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-
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| 運用終了額
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-
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34億8,480万4,720円
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-
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※2026年5月時点。比較対象は当サイトが収集対象としている「管理人が投資対象候補としたい厳選49サービス」の平均値です。
「みんなの年金」のサービスの魅力、特徴
「みんなの年金」の特徴を上げると以下の通りです。
みんなの年金とは
- 劣後出資比率10%、想定利回り8%とハイリターンと安全性のバランスの良いファンドを組成
- ワンルームマンションという市場価格が読みやすいアセットを扱うため、損失が限定される
- 運営事業者はワンルームマンションの買取再販業態で、本業のノウハウが活用可能
「みんなの年金」を運営する株式会社ネクサスエージェントとは?
不動産クラウドファンディングは、「面倒な不動産運用はファンド運営事業者にお任せ」する投資商品です。
投資先を選ぶ際には、ファンド運営事業者の不動産事業のノウハウや財務状況を確認することが非常に重要になります。
そこで、「みんなの年金」を運営する「株式会社ネクサスエージェント」をチェックしてみましょう。
株式会社ネクサスエージェントの基本情報
株式会社ネクサスエージェントは2016年創業と、創業から10年を超える不動産会社です。
ワンルームマンションを得意とする事業体で、その得意な事業を不動産クラウドファンディングでも扱っているという点では、ノウハウに期待できそうです。
株式会社ネクサスエージェントの決算情報チェック & 業界平均との比較
まず、当サイトに掲載している株式会社ネクサスエージェントの決算をご覧ください。
企業の財務の健全性があらわれる「BS」を見ると、自己資本比率が23.87%と、当サイト掲載企業の平均を上回っています。
純資産も着実に積み上げており、13億円を超えていますので、短期的に赤字が生じたとしても、すぐに債務超過に陥るという心配は低くなってきているように見えます。
次に企業の稼ぐ力があらわれる「PL」を見ると、経常利益率は低めです。
この表では当期純利益を掲載していませんが、2023年12月期は赤字となっており、2024年、2025年に黒字化しています。
ワンルームマンション買取再販業は、1件1件の利益は小さいものを大量に販売することで利益を上げますし、販売人員も抱えますので、固定費が大きく粗利率が小さい業態です。
販売体制固定費以上の利益をあげるために必要な損益分岐点ライン売上高を下回ると赤字になる構造ですので、今後も利益水準や売上高水準、それに加えて在庫回転率が順調かは、意識してみておくことが望ましいでしょう。
※決算の見方については、別記事「
不動産クラウドファンディング事業者の決算チェックポイント」で解説していますので、興味を持った方はご欄下さい。
最後に
ここまで「みんなの年金」魅力と留意点をご説明しました。
不動産クラウドファンディング投資は堅実な利回り投資が期待できる投資商品ですが、万が一の運営事業者の倒産リスクの可能性も踏まえ、分散投資が非常に重要になりますので、新たな投資先候補として検討されるのは、いかがでしょうか?
なお、当サイトではリスク分散の観点で、複数のサービスに対する分散投資を強く推奨しており、投資先サービスやファンド探しに役立つ情報の収集、掲載に努めていますので、他サービスについても是非ご確認下さい。
「みんなの年金」は不動産特定共同事業法に基づき提供される投資型クラウドファンディングサービス
「みんなの年金」は、不動産特定共同事業法(以下、不特法)に基づき厳しい規制やルールのもとで提供される、投資型クラウドファンディングサービスです。
不動産クラウドファンディングとは、「不動産特定共同事業法(以下、不特法)」という法律に基づき、国土交通省・都道府県から許可または登録を認められた事業者のみが投資家に提供可能な投資商品であり、以下のようなメリット・強みを持つサービスです。
不動産クラウドファンディング投資のメリット・強み
- 株式のような値動きがなく、堅実な配当利回りが期待できる
- 出資金の使途は対象不動産運営に関するものに限定し、リスクを限定
- 優先劣後構造で、ファンドで損失が生じてもまず事業者が負担
- 契約書は行政の審査を経ており、不当に不利な心配がない
- 面倒な不動産運用はファンド運営事業者にお任せ
- ただし元本保証はないため、複数サービスへの分散投資は重要!
不動産特定共同事業法は厳しい投資家保護のためのルールを定めているため、サービスやファンド運営を行う事業者は全て、このルールに従って投資家保護に取り組んでいます。
(上記のうち、優先劣後構造については厳密には法律に定める義務ではないため、ヤマワケエステートなど一部該当しない事業者が存在します。)
「みんなの年金」についても当然、大阪府の許可を取得しており、サービスやファンド運営についても行政の監督を受けています。
(株式会社ネクサスエージェント:大阪府知事 第14号)
不動産クラウドファンディングに共通する特徴や制度については本サイトの
「不動産クラウドファンディングとは?」で解説していますので、ご確認ください。