A Fundingとは?
2020年1月のサービス開始以降9ファンドを組成し、既に8ファンドの償還を完了した実績を持つ不動産クラウドファンディングサービス(※)です。
上場企業が運営するファンドですが、ファンドの組成規模は運営企業規模に比べてごくごく限られており、不動産クラファンで事業利益を上げるというより、企業の認知度向上等の一環として行っている感じに見えますので、投資家にとっては安心感を持ちやすい サービスではないでしょうか。
※不動産クラウドファンディングサービスは、不動産特定共同事業法に基づき提供される不動産投資から得られる利益を原資に配当、元本償還を行う投資商品です。
不動産クラウドファンディングサービス共通の特徴については記事後半で解説します。
A Fundingを他サービスと比較してみる
まずは、定量的なデータから、他の不動産クラウドファンディングサービスと比較して、サービスの特長や傾向をチェックしてみましょう。
想定利回りは平均で5.4%と、本サイトに掲載する不動産クラファン事業者の平均を下回りますが、上場企業運営サービスでは想定利回り3%代から4%代が中心となっており、上場企業運営サービスの中では、かなり高い利回りと言えそうです。
劣後出資比率も平均で20%代となっており、今後の見通しは不明ですが、安全性と利回りを両立したサービスと見て良さそうです。
事業タイプは区分所有マンションのリノベ再販事業ということで、安定した賃料を原資にしたインカム型ではありませんが、運営事業者が得意とする事業パターンになりますので、本業のノウハウやネットワークが活かせる事業であるという点が強みになりそうです。
課題を上げるとすれば、組成頻度が安定しない、という点でしょうか。
サービス開始から5年以上が経過して、まだ9ファンドの組成に留まるということで、組成頻度が低いサービスとなっていますが、2026年5月に1.2億円とそれなりの規模を集める9号ファンドを組成していますので、今後のファンド組成継続を期待したいところです。
A Funding ファンド提供状況
| 項目
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直近6カ月
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累計
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全サービス平均
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| 利回り
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6%
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5.4%
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6.88%
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| 劣後出資比率
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不明
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28.5%
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16.82%
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| 組成件数
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1件
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9件
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-
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| 資金調達額
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1億2,000万円
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3億1,509万円
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-
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| 運用終了額
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-
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1億9,509万円
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-
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※2026年5月時点。比較対象は当サイトが収集対象としている「管理人が投資対象候補としたい厳選48サービス」の平均値です。
A Fundingのサービスの魅力、特徴
A Fundingの魅力、特徴は以下の通りです。
A Fundingとは
- 安定した利益を計上する上場企業が運営するサービス
- 上場企業の得意な事業パターンのファンドを組成しており、本業のノウハウが期待可能
- 想定利回りも上場企業では高めで、劣後出資比率も確保した利回りとリスク抑制のバランスが良い
- ファンド組成頻度が低く、投資機会がなかなか得られない
A Fundingを運営する株式会社アンビション DX ホールディングスとは?
不動産クラウドファンディングは、「面倒な不動産運用はファンド運営事業者にお任せ」する投資商品です。
投資先を選ぶ際には、ファンド運営事業者の不動産事業のノウハウや財務状況を確認することが非常に重要になります。
そこで、A Fundingを運営する「株式会社アンビション DX ホールディングス」をチェックしてみましょう。
株式会社アンビション DX ホールディングスの基本情報
創業2007年と一定の歴史を持つ企業で、不動産の管理事業から不動産の開発事業まで、幅広い事業で収益を上げています。
ワンルームマンションの開発、販売も行っており、工事ノウハウはもちろん、ファンドで行うような区分所有マンションを販売するための顧客層や販売体制を保有している点は投資家にとって魅力ではないでしょうか。
株式会社アンビション DX ホールディングスの決算情報チェック & 業界平均との比較
まず、当サイトに掲載している株式会社アンビション DX ホールディングスの決算をご覧下さい。
企業の稼ぐ力が現れる「PL」を見ると、事業規模を拡大しつつ、安定した利益率を維持することで、直近3ヵ年で経常利益が14億円→35億円まで拡大しています。
売上高総利益率、営業利益率、経常利益率ともに当サイト掲載企業を上回る安定した水準です。
企業の財務の健全性が現れる「BS」を見ると、総資産が拡大していますが、しっかり利益剰余金を積み上げることで純資産の拡大ペースと合わせており、自己資本比率を悪化させずに総資産を拡大しています。
成長著しい企業ですが、買取再販やデベロップメント事業のような売買のようにBS規模が求められる事業と、PM事業やサブリース事業のようにストック型で収益基盤を構築できる事業をバランス良く実施しているようで、上場不動産会社の中でも、なかなか強い事業モデルが形成できている状態と見てよいのではないでしょうか。
※決算の見方については、別記事「
不動産クラウドファンディング事業者の決算チェックポイント」で解説していますので、興味を持った方はご欄下さい。
最後に
ここまでA Fundingの魅力と留意点をご説明しましたが、上場企業運営サービスとしては利回りも高めで、かなり魅力があるサービスではないでしょうか。
組成頻度が安定しておらず、投資機会が限られそうですが、分散投資先に加える価値はあるのではないでしょうか?
なお、当サイトではリスク分散の観点で、複数のサービスに対する分散投資を強く推奨しており、投資先サービスやファンド探しに役立つ情報の収集、掲載に努めていますので、他サービスについても是非ご確認下さい。
A Fundingは不動産特定共同事業法に基づき提供される投資型クラウドファンディングサービス
A Fundingは、不動産特定共同事業法(以下、不特法)に基づき厳しい規制やルールのもとで提供される、投資型クラウドファンディングサービスです。
不動産クラウドファンディングとは、「不動産特定共同事業法(以下、不特法)」という法律に基づき、国土交通省・都道府県から許可または登録を認められた事業者のみが投資家に提供可能な投資商品であり、以下のようなメリット・強みを持つサービスです。
不動産クラウドファンディング投資のメリット・強み
- 株式のような値動きがなく、堅実な配当利回りが期待できる
- 出資金の使途は対象不動産運営に関するものに限定し、リスクを限定
- 優先劣後構造で、ファンドで損失が生じてもまず事業者が負担
- 契約書は行政の審査を経ており、不当に不利な心配がない
- 面倒な不動産運用はファンド運営事業者にお任せ
- ただし元本保証はないため、複数サービスへの分散投資は重要!
不動産特定共同事業法は厳しい投資家保護のためのルールを定めているため、サービスやファンド運営を行う事業者は全て、このルールに従って投資家保護に取り組んでいます。
(上記のうち、優先劣後構造については厳密には法律に定める義務ではないため、ヤマワケエステートなど一部該当しない事業者が存在します。)
「A Funding」についても当然、東京都知事の許可を取得しており、サービスやファンド運営についても行政の監督を受けています。
(株式会社アンビション DX ホールディングス:不動産特定共同事業 東京都知事 第127号)
不動産クラウドファンディングに共通する特徴や制度については本サイトの
「不動産クラウドファンディングとは?」で解説していますので、ご確認ください。